テキストを変換するアプリケーションを作成していきます。
フォームの作成
ツールボックスからTextBoxとButtonをフォーム内に配置します。



まずはTextBoxの設定をしていきます。
配置したテキストボックスをクリックして選択します。

右下に表示されているソリューションエクスプローラーのプロパティからこのテキストボックスの名前を変更します。


それぞれText1, Text2としました。

テキストボックスのテキストを変更するコードの作成
それでは実際にText1のテキストを変更していきます。
ボタンをダブルクリックしてコード編集画面に移動します。

using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
using System.Windows;
using System.Windows.Controls;
using System.Windows.Data;
using System.Windows.Documents;
using System.Windows.Input;
using System.Windows.Media;
using System.Windows.Media.Imaging;
using System.Windows.Navigation;
using System.Windows.Shapes;
namespace WpfTextApp
{
/// <summary>
/// MainWindow.xaml の相互作用ロジック
/// </summary>
public partial class MainWindow : Window
{
public MainWindow()
{
InitializeComponent();
}
private void Button_Click(object sender, RoutedEventArgs e)
{
Text1.Text = "変更しました。";
}
}
}
TextBox名.Text = “文字列”;でテキストを変更します。
開始ボタンを押して、動作テストをします。

ボタンを押すと、Text1のテキストが変更されました。

テキストボックスの文字数を取得する
Text1の文字数を取得して、Text2に結果を表示します。
ボタン関数内の処理を以下のように変更します。
Text.LengthでText1の文字数を取得していますが、テキストボックスはstring型(文字列)しか表示されない為、ToString()で文字列に変更する必要があります。
private void Button_Click(object sender, RoutedEventArgs e)
{
Text1.Text = "変更しました。";
Text2.Text = Text1.Text.Length.ToString();
}
動作結果:text2に文字数が表示されました。

テキストボックス内のデータを削除する
まずはテキストボックスのデータを削除するボタンを追加します。

ボタンに表示するテキストを変更する方法ですが、変更したいボタンをフォーム上でクリックします。
画面右下のソリューションエクスプローラーのContent 右にあるテキストを変更することで、表示するテキストを変更できます。

ここでボタンの名前も変更しておきます。こうしておくことで、ボタンが複数あるときにどのボタンにどの処理を行うか判別しやすくなります。

下記赤線に注目してください。今回作成したClearButtonが押されたときは、この関数内に書かれた処理を実行されます。

それではテキストボックス内のデータを削除していきます。
削除するには、textBox.Clear();で消すことができます。以下のコードを参照してください。
private void ClearButton_Click(object sender, RoutedEventArgs e)
{
Text1.Clear();
}
動作結果:Buttonを押した後、Clearボタンを押すとテキストボックス1のデータが削除されることが確認できます。

テキストボックスの内容を取得してメッセージボックスに表示する
テキストボックスの内容を取得して、メッセージボックスに表示します。
テキストボックスの内容を取得するには、TextBox.Textで取得できます。
最初に作成したボタンの処理を以下に変更します。
private void Button_Click(object sender, RoutedEventArgs e)
{
Text1.Text = "変更しました。";
Text2.Text = Text1.Text.Length.ToString();
MessageBox.Show(Text1.Text);
MessageBox.Show(Text2.Text);
}
最初にテキストボックス1の内容、次にテキストボックス2の内容が表示されました。


テキストを大文字または小文字に変更する
テキストボックス1に入力した内容を大文字に変更してみます。
文字列を大文字に変更するには 文字列.ToUpper(); です。
ボタン関数の処理を以下のように変更します。
private void Button_Click(object sender, RoutedEventArgs e)
{
Text2.Text = Text1.Text.ToUpper();
}
動作結果:テキストボックス1のテキストが大文字になって表示されました。

小文字にするには、ToUpperをToLower();に変更すると小文字にすることができます。
private void Button_Click(object sender, RoutedEventArgs e)
{
Text2.Text = Text1.Text.ToLower();
}

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