VisualStudioを使うことで簡易的なデスクトップアプリケーションを作ることができます。
このページではC#を使ったアプリケーションの作成方法について解説していきます。
プロジェクトの作成
まずは、VisualStudioを起動して、新しいプロジェクトの作成を選択します。

WPFアプリを選んで次へ

プロジェクト名を入力して、作成を選択

しばらく待つとアプリケーション作成画面に移行します。
下の画像の赤がフォームを作る画面。黄色が行いたい処理を行うコードを書く画面になります。

ボタンの作成
まずはフォームを作成していきます。
左側に表示されているツールボックスを選択してください。
ここでテキスト用のボックスや処理を行うためのボタンを配置することができます。

実際にフォーム内にボタンを配置していきます。
先ほどのツールボックスからButtonを選択。

続いて、ツールバー右側の白い画面(MainWindowと小さく書いてあります。)の好きな場所をクリックするとボタンが配置されます。

配置したボタンの隅をドラッグ&ドロップすることでボタンのサイズを変えたり、ボタンの位置を変えたりすることができます。

次にこのボタンを押したときにメッセージを表示するコードを作成していきます。
配置したボタンをダブルクリックしてください。

処理コードの作成
先ほど説明した処理コードを作成するタブへ移動したと思います。
画像の緑の部分に処理を行いたいコードを記載することで、このボタンが押されたときに実行したい処理を行うことができます。

以下のコードをコピー。もしくは、private void Button_Click(object sender, RoutedEventArgs e)内に MessageBox.Show(“これはテストです。”); と入力してください。
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
using System.Windows;
using System.Windows.Controls;
using System.Windows.Data;
using System.Windows.Documents;
using System.Windows.Input;
using System.Windows.Media;
using System.Windows.Media.Imaging;
using System.Windows.Navigation;
using System.Windows.Shapes;
namespace WpfTest
{
/// <summary>
/// MainWindow.xaml の相互作用ロジック
/// </summary>
public partial class MainWindow : Window
{
public MainWindow()
{
InitializeComponent();
}
private void Button_Click(object sender, RoutedEventArgs e)
{
MessageBox.Show("これはテストです。");
}
}
}
コードを編集したら、実行してみます。
上のほうにある開始ボタンを押します。

そうすると先ほど作成したフォームが表示されます。
ボタンをクリックして、メッセージボックスが表示されるか確認してください。

問題がなければ、下のようにメッセージボックスが表示されます。

実行されることが確認されたら、続いてこのアプリケーションをexeファイルにしていきます。
×ボタンを押して、このテストウィンドウを閉じてください。

実行ファイルの作成
開始ボタンの左側にあるDebugタブを選択して、Releaseを選択します。

変更後は以下のようになります。

上のほうにあるタブからビルドをクリック→ソリューションのビルドを選択します。

コード画面の下のほうにある出力に注目してください。
ビルド:成功1 と表示されていれば、実行ファイルの書き出しに成功しています。

作成した実行ファイルを確認してみましょう。
保存された実行ファイルですが、通常、ユーザーフォルダ内に保存されます。
もし保存先がわからない場合は、画面右側にあるソリューションエクスプローラーのホームボタンを押すと下のほうにプロジェクトフォルダーと書いてあります。そちらのパスを参照してください。


プロジェクトフォルダーパスに移動した状態になります。保存したアプリケーションを確認します。
まずはobjフォルダを開いてください。

次にobjフォルダ内に保存されているReleaseフォルダを開きます。
すると先ほどビルドしたアプリケーションが保存されています。このアプリケーションをダブルクリックして開いてみます。

先ほど同様、アプリケーションが実行されます。この実行ファイルですが、この場所から移動しても他のユーザーが実行しても同様の処理が実行されます。

以上でデスクトップアプリケーションを作成することができました。
この機能を使って、ファイルを操作したり、OKボタンを押したときだけ処理を実行するなどのアプリケーションを簡単に作成することができます。
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